顕進様がUCI裁判に勝つ為に残された道に対して、現在の原告である家庭連合に対して、顕進様だけで立ち向かうことではお父様の御言葉による保護圏が見当たりません。しかし、亨進様と一つになることによってだけ、その保護圏が見えてきます。

　もし、顕進様が家庭連合時代にあった亨進様・国進様との葛藤を乗り越えて受け入れることができれば、お父様が発せられた《　四本の矢　》の御言葉に対して、ほぼ全ての葛藤が消えてしまいます。

　幸いに、顕進様はお父様とお母様の尊厳を守る為に、《　「文顕進会長公開書信」　》で次のように語られています。

『私と私が指導している組織に対する一斉攻撃について考える時に、多くの皆さんは果たしてこれらの非難が真実なのだろうか、もしも真実でないとすれば、どうしてそれに対して私が今まで沈黙を守っているのかと、きっと不思議に思っておられるのではないでしょうか。

私に近い人々は、こうした露骨な人格攻撃と非難に対して、断固として否定し反論するように勧めてきました。しかし、それに対し私は「反論して何になるのか?」と答えました。これらの非難の背後にいるのは、私自身の家族であり、私達の運動の傘下組織の指導者達なのです。

私は、如何なるレベルであれ、彼らとの間でこのような問題にからんだやり取りを決してしたくありませんでしたが、彼らは、やっきになって対立構造を作り出そうとしてくるのです。これは困った事でしたが、良い選択肢がありませんでした。

そこで私は兄として、先ず私の両親の尊厳を守り、私の家族と私達の運動の現状に責任を取るために、沈黙を守るという選択をしたのです。』

私が顕進様を信頼する一つの根拠としているのは、この上記のメッセージにあります。

　顕進様がおっしゃられている「沈黙を守るという選択」から一歩踏み出して、「先ず私の両親の尊厳を守り、私の家族と私達の運動の現状に責任を取るために」、兄として、亨進様を家庭連合の後継者として認定することができれば、そして、その上に立って、UCIを亨進様の家庭連合（サンクリチアリ教会）にお返しすることができれば、原告の家庭連合は一気に敗訴に向かって崖から転げ落ちていくことになります。

　顕進様が後継者なのか？

　亨進様が後継者なのか？

　どちらかに決定しようとするなら、お父様の御言葉を時系列に検証すれば、簡単に結論が出てきます。お父様の御言葉に従って、顕進様が亨進様と一体となることができれば、このUCI裁判に対して、顕進様と亨進様はお父様の保護圏に完全に入り、一気に形勢が逆転することになります。

　勿論、現在の家庭連合のお母様がこれを受け入れることができないことは十分に予想できます。しかし、問題は、お母様亡き後を、お母様の知らないところで進めている幹部たちの行動です。

　即ち、後継者は血統（子女様）ではなく法統（弟子たち）にしようと「天一国憲法」を画策していることです。

　私にはこの憲法が出来上がっているのかどうかは知りませんが、幹部たちは間違いなく法統に向かって子女様外しを画策しています。

　これを防止する唯一の方策が、顕進様と亨進様・国進様が様々な葛藤を乗り越えて一枚岩になること以外にないと思います。《　「平和の主人　血統の主人」の（2-2）　》にも奥様も入れてと思われる「六数」、そして、お父様を中心として「七数」が立つことによって「新しい世界に上がっていく」とあります。

　また、「平和の主人　血統の主人」には誰が後継者となるのかについて、決定的なことも語られているが、後日とする。