原理基準をもって『天聖経』を読めば、お父様が真のアダムの基準を取り戻されたにもかかわらず、お母様とトップ幹部の不信が決定的となった為、お父様が直接主管圏に上がることができず、お母様と共に堕落圏にとどまれたことを鮮明に語られています。

　『赤・天聖経』は『黒・天聖経』よりも誰にでも理解できる御言葉になっていますから、『天聖経』を編纂した幹部は気づいていたはずです。

　『赤・天聖経』は独生女宣言をされたお母様が肝いりで出版されたのですから、まさに、裸の女王です。お母様も幹部たちも、訓読会を嫌い、御言葉を読んでいない為、出版されたのです。

　『天聖経』は神様王権即位式以前の摂理的立場を上書した、新しい時代を開く「天地の聖書として指標と標準を定めた」のです。

　下記の御言葉も前回のつづきになりますが、文先生とお母様が真の父母になっていないことが分かる内容です。

（8）文先生とお母様が堕落したアダムとエバと同じ位置から出発しなければならない

赤・天聖経　第六篇　世界巡回と世界宣教　第二章　第一節　

24 　お父様は、この地上に再臨主、新郎として来て、新婦となる母を迎え、アダムとエバが堕落した、その位置から出発しなければなりません。

（コメント

コメントするまでもない御言葉です。

この状態に立つ為にあった摂理が「アブラハムによるイエスの典型路程」であったと考えられます。

分かりますね。

次も、これと同じ基準で語られています。）

「統一原理」から見 るとき、アダムとエバが長成期完成級で堕落し、その位置で愛の関係を通して子女を繁殖したので、

お父様は間接主管圏を完成した基準、すなわち直接主管圏内 から出発することができません。

（先生の家庭は）完成基準を残した長成期完成級から出発することによって、七年路程を前にしてサタン圏内に降りていき、家庭をもって激しい 風霜を経なければならないのです。

（9）真の父母が再び顕現される時代が来る

赤・天聖経　第八編　第四章　第二節　

6　人間は、原理結果主管圏と（※）直接主管圏の過程を経て完成しなければなりません。その過程で堕落したというのです。

神様の愛を知らずに堕落しました。

これは、神様とサタンだけが知っています。

アダムとエバは知らないというのです。

（コメント

ここでの問題は、「アダムとエバが知らない堕落」とは一体如何なることを言っているのかです。

これが、六千年のアダムとエバの堕落ならば、彼らは自分が堕落したことを知って下部を覆い木陰に隠れたのですから、これは六千年の前のアダムとエバではなく、文先生とお母様になります。それ以外にありません。

それからもう一つ・・、

（※）「直接主管圏の過程を経て完成しなければなりません。その過程で堕落した」というところ

この堕落は、完成基準に立たれたメシヤである文先生になります。何故なら、六千年前のアダムは直接主管圏の過程を通過せず、長成期完成級で堕落している為です。

分かりますね。）

・・・・・

（※）人類の父母になる人が現れて、これを明らかにしなければなりません。

明らかにしようとすれば、天地の道理から、根本の歴史からひっくり返せる内容を理解しなければ、不可能です。

（コメント

「人類の父母」とは、文先生とお母様になります。

文先生とお母様が、ご自分たちが「堕落した立場に立たれていたことを明らかにしなければなりません。」と言っているのです。

だから、「明らかにしようとすれば、天地の道理から、根本の歴史からひっくり返せる内容を理解しなければ、不可能です。」と言っているのです。

それを明らかにしたのが2004.4.18につくられた『天聖経』だったのです。ですから、『天聖経』の内容は、1970年代、1980年代の信仰基準のパラダイムである「根本の歴史をひっくり返す」内容になっているのです。

分かりますね。

何故、そうなってしまったのかが問題です。その理由は簡単です。

1960年代、1970年代、1980年代は文先生の40年サタン分立路程にありました。2000年までは、統一教会のお母様と代表的な幹部の責任分担が全うされるものとして御言葉が語られてきました。

しかし・・・、

この責任分担は時限立法であり、最終的に全うされませんでした。その為、それまでの歴史をひっくり返す延長時代に入って、延長摂理の御言葉が必要となったのです。その御言葉が『天聖経』であったのです。

分かりますね。

しかし、文先生とお母様の堕落の概観は分かったとしても、その詳細については、文先生とお母様が、第四アダムの体をお借りして、再び真の父母として再臨された時に（※）「人類の父母になる人が現れて、これを明らかにしなければなりません。」と語られているのです。

その時が、同時性の総観図の➏「再臨主顕現時代」の第四アダムの出現になると思われます。）

（10）人類始祖とは文先生とお母様になります。

赤・天聖経　第二篇　真の父母　第一章　第一節　3　

　キリスト教が二千年の歴史を経ていく過程で、人類始祖が堕落したとすれば、

（コメント

ここでの「人類始祖が堕落した」とは、六千年前のアダムとエバではありません。何故なら、「キリスト教が二千年の歴史を経ていく過程で」堕落したとあるからです。

これに該当するお方は文先生とお母様のみになります。）

堕落した父母は偽りの父母、悪の父母であり、堕落していない父母は善の父母であり、真の父母だということがすぐに分かるはずですが、

それ（文先生とお母様の堕落）を今まで発表できなかったのは、発表できるこの時を待っていたからです。

（コメント

この発表こそがパラダイム転換の『天聖経』です。この『天聖経』は1960年代から1980年代の信仰基準のパラダイムでは、まったく理解できません。

お母様と幹部、その信徒たちの責任分担が全うされなかったことを知った者が理解できます。

天聖経とは・・・、黒・天聖経、赤・天聖経になります。）