下記の御言葉は、1983年の「全体蕩減」です。

　下記の御言葉のアダムとエバは六千年前のアダムとエバのことではありません。

　これまで私たちはこのような御言葉に対して、統一原理の厳格性を無視して拡大解釈し、御言葉にあるアダムとエバを常に六千年前の人物としてきました。

　しかし、下記の御言葉「全体蕩減」という御言葉を全体の文脈を踏まえて、（※1）（※2）（※3）を何度も読み直してください。
　特に、（※3）の「そういうような地上基盤を天は準備するんだね。」と語られているのは、この（※1）と（※2）のことになります。ですから、あくまでも、御言葉の中のアダムとエバは文先生とお母様であることを雄弁に語っているのです。

分かりますか？

　それでは、（※3）の「そういうような地上基盤を天は準備するんだね。」という言葉により、（※2）の「アダムはアダム（文先生）の責任を果たせないで、エバ（お母様）堕落させた」とは、一体何を言わんとしておられるのでしょうか。

　これは、1945年の時代にキリスト教の失敗によって六千年の蕩減の功績を失ってしまった文先生は、旧約以前の段階まで、最初アダムが堕落したところまで落ちざるを得なかったことを理解しておかなければなりません。
　この落ちた所が僕の僕と言う段階になり、文先生はサタンを主人として、サタンの言うがままになる段階を通過されたことを知らなければなりません。つまり、全体蕩減の為、文先生が六千年前の堕落したアダムの位置に立ったということです。

　その為、堕落しアダム（文先生）に相対するエバ（お母様）もまた、堕落したエバとして登場することになります。それが、（※1）で「エバは（堕落した）アダムを型どって造ったんだからね。神はアダムを造って、（堕落した）アダムを標本として（堕落した）エバを造った。」と言っているのです。

　その為、文先生はお母様に対して原理教育することなく、一週間断食もさせず、開拓伝道二も行かせなかったのです。それだけではありません。文先生はお母様に対して、「アブラハムによるイエスの典型路程」を実行するため、家庭を出発する前に、文先生はお母様をサタンが喜ぶように差し出され、お母様が堕落したことを、（※2）で「アダムは（キリスト教の失敗により）アダムの責任を果たせないで、エバ堕落させた」と語られたのです。

　念のために添えておきます。（※2）の「アダムはアダムの責任を果たせないで、エバ堕落させた」というのを、六千年前のアダムとエバのことであるとするなら、厳格な統一原理を歪曲させる拡大解釈となります。この拡大解釈を正当化するなら、統一原理を歪曲させることであり、いずれ、統一原理を改ざんすることに手を貸すことになりかねません。

み旨と世界　（書籍）

　３４．全体蕩減　1983年4月3日　韓国　ニュー・ソラクホテル

「◆エバの再創造と家庭安息基盤の確立

　そういう個人完成した場合は、次に何をするか。エバを再創造しなければならない。（※1）エバはアダムを型どって造ったんだからね。神はアダムを造って、アダムを標本としてエバを造った。

それは何を意味するかというと、再創造原理において、（※2）アダムはアダムの責任を果たせないで、エバ堕落させたんだから、アダムは再び、エバを創造しなければならない。

もう体は造っているんだね。サタンがもっている。それをサタンから取ってこなければならない。（※3）そういうような地上基盤を天は準備するんだね。