私はこれまでのブログで、一つの理由があって、お父様を、あえて、「絶対メシヤ」という言葉で呼んで、神的価値を持たれたお方であることを守ろうとしたことがありました。

　その理由は、三男派と思われるブログ、或いは、それをサポートしようとしているブログの方たちが発信していた記事にありました。

　その方たちは、ややもすると、お父様は「ボケた」とか、お父様だって人間なんだから、「間違うことだってある」とか、「お父様が幹部たちから騙されるのは、お父様に人間的な弱さがあるからだ」という論調をたくさん見ていたからでした。

　そして、雨後のタケノコのように入れ替わって登場する三男派のブロガーたちは、お父様の周辺に起こっている小さい出来事も逃すまいとして、この事実を信徒たちに向かって情報を発信していました。

　そして、だからこそ、次の時代を担うお方は、三男の、顕進様であると、広報の意味もあって、ある種の使命感に燃えたのだと思います。

　私は、この様な三男派のブログに違和感というか、危機感を覚えた為に、「絶対メシヤ」という言葉で「777」のブログで注意を喚起しましたところ、沢山の方からコメントを頂いたことを覚えています。

　その為か、それ以降、お父様の神的価値を人間的価値に引きずり落とすような論調の記事は姿を消すようになりました。

　代って、戦略的観点に立って登場したと思えたのが、お父様の御言葉をふんだんに引用したブログ、《　金容成（キムヨンソン）のblog　》でした。ここで引用されたほとんどの御言葉は日本には入ってこなかった、半ば封印されたような、衝撃的な御言葉でした。

　

　まさに、私にとって、無知は死の影であったと言えるものでした。

　私はこの《　金容成（キムヨンソン）のblog　》によって、新しい境地を得たことは確かでした。しかし、ある種の、違和感を覚え始めたのです。何故なら、この引用の御言葉が剣となって振り落とされている相手が、常に、お父様の周辺におられる、彼らを奸臣と呼んだ幹部たちであり、お母様だったからです。即ち、一方を断罪するだけに引用する御言葉であったからです。

　しかし、それだけでは、片手落ちになってしまう。御言葉というものは、全人類的真理であり、お父様の全人格から表出したものであり、また、私自身の為に語られた命の御言葉のはずです。たとえ、お父様が誰かを叱られているような御言葉であったとしても、それは、復帰摂理という大舞台の中の一つの出来事であって、単に、誰かを断罪する目的だけで語られた御言葉ではないと思ったからです。

　ましてや、このブログの御言葉を読んで、お父様と同じ目線に立って、この御言葉を繰り返すことによって、お父様の奥に隠された、表には現れない、言うに言えない、お父様の御心情を足蹴りにすることになりかねないと思ったからです。御言葉は、相手の不義をあぶり出す為に、何が正義なのかを顕す目的で語られているのではなく、摂理の背後にあられる神様の真の愛とお父様の御心情を顕す為にあると思ったからです。

　私たちがお父様の御言葉に向かうとき、自分にとって不都合と思う御言葉こそ、実は、命の御言葉であるということが沢山あります。御言葉という剣を他人の喉元に突き付けるだけで終わるなら、共産主義と変わらないものと思います。まず、最初に、己の喉元に当ててこそ、御言葉の真意を悟るものであり、真の愛に至る道だと思います。

　何故、三男派のブログからは、剣を他人の喉元に突き付けるだけの様な印象を受けるのでしょうか。もしかしたら、皆様が愛してやまない顕進様が、自己の正当性と他の非正当性だけを語るという、その様な状況下にあるということなのでしょうか。

私は、決してそうではないと、今も、顕進様を信じています。

或いは、これとは反対に、顕進様がお父様を絶対とする御心情は揺るぎないにもかかわらず、ブロガーたちがその心情を顕すことができないが為に起こっていることなのでしょうか。

現実は、これに近いのではないか・・、私にとっては、課題が残ります。