赤・天聖経

　第四篇　第二章　第一節

39　責任分担に責任をもてる人は、本来堕落せずに完成すべきアダムとエバ、真の父母になるべきアダムとエバでした。父母だけが責任をもてる責任分担だったのです。父母が責任分担を果たせずにこのような結果の世界になったため、誰にも責任分担ということを教えられないのです。父母に教えられなかった神様なので、誰にも教えることができません。「統一原理」で言う責任分担という言葉が出てこなかったならば、歴史は解く道がないというのです。

コメント・・・

　父母が責任分担を果たせなかった理由は何か？

　その理由こそ、文先生とお母様が行かなければならなかった六千年の歴を再現して蕩減する事実蕩減の道であった為、その一部を見て知った弟子たちが、強烈な嫉妬と不信があった為です。

　その一つが「アブラハムによるイエスの典型路程」であり、さらに、妾摂理でした。

　お母様も文先生から愛を受けているだけならいいですが、そうはいかなかったのです。何も知らないお母様をサタンに差し出されたのが「アブラハムによるイエスの典型路程」です。この時に堕落した韓母を捨てて他のエバを定立することができず、このまま、家庭を持たれたことが、文先生も堕落した立場に立たことになったのです。

　さらに、このお母様を復帰する為に必要となった摂理がレアとラケルの摂理でした。エバを二つに分立する妾摂理も先生が堕落した立場に立たれたことになったのです。このように、文先生も堕落した立場に立たれた立場として、その地獄圏のどん底から僕の僕として文先生がサタンを主人として仕えることにより、摂理が最も遠回りして延長されたのです。

　最終的には聖和により総蕩減が完了しました。そしていま、摂理は延長時代に入り、再臨主が再び臨まれる時代が近未来に到来しています。