次の御言葉はレアとラケルの摂理の核心とも言える御言葉です。
下記の《　》は短い御言葉ですが、前後を参考にして解読に挑戦してみましょう。
　　答えは一番下にあります。

　真の御父母様の生涯路程　１０　

　　　　　　第一節　一　

　『　それゆえに七代続きの一人息子としてかろうじて続いてきて、その七代続きの一人息子の前に、三人の娘をもったそのような家に天地が訪ねてくるのです。

そのような内容をもった三女、次女、長女の三人が一つになり、その父母まで合わせてすべて愛で一つになり、推戴することができる基盤になるようになれば、お母様がそこから選択されるのです。それは天の法度になるのです。

　《　お母様は世界の女性たちの代表です。全人類の女性を代表して一人の女性がつながって、お母様に連結させるのです。　》

ですから、お母様になられる背後においては、三代が連結されなければなりません。本来は一人息子、一人娘にならなければなりません。アダムも一人息子でしょう？イエス様もひとり子ではありませんか。再臨主も、神様のみ旨から見れば一人息子と同じです。

一人息子のみ旨を立てていくからには、長女である一人娘がいなければなりません。それゆえに復帰摂理において、男性と女性が相対的な立場で一つになって連結され、この世のサタン世界を越えて天国に行かなければなりません。』

《　》の前後の御言葉はお母様のことについて語られています。しかし、注意深く読みますと、《　》はお母様と、もう一人の女性について語られています。

ここでは、このもう一人の女性については《　》の前後でも語られていません。

「お母様は世界の女性たちの代表です。」は理解できますが、もう一人のお母様に連結される「全人類の女性を代表して一人の女性がつながって・・・」という女性は誰のことを言っているのでしょうか。この世界的立場に立つ二人の女性を原理的観点からみた場合、本妻と妾からなるレアとラケルのことになります。

　これを言い直しますと、

《　お母様は（堕落）世界の女性たちの代表（＝レア、姉、本妻）です。（そして、）全人類（＝第三イスラエル国に住む全祝福家庭）の女性を代表して（もう）一人の女性（＝ラケル、妹、妾）が（お父様に）つながって、お母様に連結させるのです。　》

となります。

この御言葉から分かるように、レアとラケルの闘争を清算できなかったお母様にとって、堕落圏の長成期の完成級を超えて行く蕩減が残っていますから、お母様に連結されなければならない全人類を代表した女性がレアとラケルという摂理的必然性によって登場しなければなりません。