平和の主人 血統の主人

まさに、成約時代の毒麦となられたお母様

《 黙示録18章 3-10 節 》

3 地の王たち(幹部たち)は彼女(お母様)と姦淫を行い、地上の商人たち(教会長たち)は、彼女の(高額献金を得た)極度のぜいたくによって富を得た。

7 彼女(お母様)は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

10  彼女(お母様)の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえ(お母様)に対するさばきは、一瞬にしてきた。

郭錠煥氏の不服従問題・・・祝福家庭食口決意大会の大会辞 朴氏

真の御父母様宣布文実行世界祝福家庭食口決意大会の大会辞
天暦2011年6月4日(陽暦7月4日)    天福宮 大講


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真の御父母様宣布文実行世界祝福家庭食口決意大会  「大会の辞」 朴晋煕(パクボーヒ)委員長
 

 


愛する全世界の祝福家庭のみなさん!全世界の統一教会の食口のみなさん!



 統一教会の出発は天暦1920年1月6日真の御父様の誕生から始まりました。そして統一教会が世界キリスト教統一神霊協会という名前で創建されたのは、1954年5月1日でした。統一教会は創立以後わずか半世紀で全世界194ヶ国に真の御父母様の福音とみことばを伝えました。宗教の歴史上こんなことはなかったことです。ところがその統一教会が今日最大の内的分裂の危機にあります。
 


 私は1957年2月、陸軍少佐として原理を聞いて、メシア、救世主として来られた文鮮明先生に出会いました。これはなんという幸運でしょうか! 65億人類の中でこの不足な私がメシアに出会うとは! これは幸福の中の幸福であり、栄光の中の栄光でした。「私はメシアに出会った!」この感激はそれから54年経った今日に至るまで私の胸で燃えています。私はこの54年間すべてのものを捨てて、ただひたすらメシアだけを見つめて東奔西走してきました。それで気がついてみたらいつのまにか81歳の老人になっていました。
 


 祝福家庭のみなさん、


 私には真の御父母様のみことばはまさしく法でした。私の人生の基本原則は絶対信仰、絶対愛、絶対服従でした。今から私が生きるといっても、どれくらい生きられるでしょうか。1950年国のために命をわらくずのように投げ捨てて戦った6・25戦争から、九死に一生を得て生き残った私は、それからの余生を真の御父母様のために使うことが栄光の中の栄光だと思いました。
 


 みなさんもまさしく同じだと思います。お父様のみことばがまさしく法であり、真の御父母様に従順に従うことがわたしたちの本分であり、統一教会の伝統でした。これがまさしく統一教会の信仰でした。わたしたちの生命、永生はまさしく真の父母様から来るものだからです。
 


 ヨハネによる福音書14章6節に「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。」とありますが、ここで「わたし」とは誰でしょうか。「わたし」とはまさに再臨のイエスであり、真の御父母様であられます。真の御父母様によらずしては、この世から天国に行く者は誰もいません。私たちはこの生命であられる真の御父母様に侍る神様の息子娘たちです。ひどい迫害の中でも「私は主に出会った。私は真の御父母様にはべった」という感激だけが私たちの誇りであり力でした。
 

 


 ところが、みなさん! ある日、青天の霹靂のような知らせが入ってきました。私たち真の御父母様の前に、服従しない者たちが現れたというのです。これは想像もできないことでした。その連中は私たちが生命視している統一教会の伝統を壊しました。彼らは真の御父母様の前でも服従しないでいられるという前例をつくりだしました。これが彼らが犯したはじめの過ちです。永遠に洗い落とせない過ちです。不服従の過ち! 伝統を壊した過ち! 伝統は一度壊されると、こわれた瓶(かめ)の水のようにもとに戻せません。これを犯してしまった彼らとは誰でしたか!彼らがまさに郭錠煥(クァクチョンファン)前会長を中心としたその家族とそこに同調する同調者でした。
 


 彼らは真の御父母様に服従しなかっただけでなく、より恐ろしい過ちを犯しました。全世界の祝福家庭と食口の方々が精誠でつくったUCIの財産を真の御父母様の許可なく簒奪して蕩尽していっているのです。その金額がゆうに天文学的数字だというのですから、呆然自失して顔面蒼白になるしかありません。
 


 それだけではありません。彼らはまた三番目の過ちを犯しました。彼らは食口たちを眩惑して誤って導き分裂を画策しています。天国に行くべき食口たちをどこへつれて行こうというのですか! 真の御父母様から離して地獄へつれて行こうというのですか? 彼らは摂理離脱の大義名分を立てるために、真の御父母様の三男文顕進様を彼らの群れの頭として立てました。彼にはお金もあります。もちろんすべて真の御父母様のお金です。そして人もいます。指導者もいます。彼らは今、手段を選ばずに統一教会と対抗できる勢力を形成しようと全力投球しています。
 


 私は過去に同志であり、忠臣のなかの忠臣だった郭錠煥(クァクチョンファン)前会長が、このように摂理から離脱して出ていってしまうほど悲しいことはありません。それなら朴晋熙、おまえは完全なのか!と聞かれるでしょう。ちがいます(完全ではありません)。統一教会の中で私ほど真の御父母様から文句をたくさん言われた人はいないでしょう。わたしも罪人です。親不孝をたくさんしました。しかし朴晋熙は絶対に絶対に真の御父母様のもとを離れません。わたしが死ぬときに「真の御父母様億万歳」を三唱して死ぬのが私の望みです。
 


 みなさん、みなさんが必ず知っていなければならない事実があります。真の御父母様の舞台は世界です。真の御父母様の目標は万民救済です。このためには真の御父母様の指揮本部が韓国にあったのでは世界はあまりにも遠かったのです。それで真の御父母様は1971年に世界宣教本部をアメリカに移されました。私はその最初の日からアメリカでお父様にはべりました。私は1971年お父様から任命されてUCIを創設した創設理事長でした。当時お父様はUCIを創設なさった目的を明確に語られました。
 


 「わたしはアメリカをこれから3年半の間に原理でひっくりかえすつもりだ。わたしが世界宣教の先頭に立つ。真冬の厳しい寒さの雪でも溶けるように世界は、原理の前に屈服するだろう。このために我々には莫大な資金と資産が必要だ。UCIはその世界宣教資金と資産を蓄積するところだ。」
 


 それから5年! 1976年までわずか5年で真の御父母様は全米50州を完全に席捲なさいました。そしてアメリカの独立200周年を記念するその年、1976年9月18日! ワシントンモニュメント広場に30万人の群集を集めてアメリカの歴史上最大の宗教集会を開催しました。そしてこの大会で「神主義」を宣布しました。
 


 REV.MOONの名前は全アメリカを揺り動かしました。1982年に創刊された日刊紙ワシントンタイムズは創刊2年でアメリカの三大日刊紙に数えられるようになりました。ワシントンタイムズはアメリカの「セマウル運動の朝の鐘」でした。毎朝ホワイトハウスのレーガン大統領からワシントンの全市民の眠りと精神を目覚めさせる「真の御父母様の朝の鐘」でした。これがアメリカに来て5年で真の御父母様とUCIが成し遂げた業績でした。
 


 それから14年、真の御父母様は世界を縦横無尽に攻略なさいました。そしてついに1990年勝共連合の総帥である真の御父母様はソ連のクレムリン宮殿に入られて、共産主義の総帥ゴルバチョフ大統領と世界の歴史に画を期する歴史的な会談を成し遂げられました。真の御父母様はゴルバチョフ大統領に共産主義ではだめだ、共産主義には平和はないということを決然と話されたのです。
 


 真の御父母様とゴルバチョフ大統領との両巨頭会談があってわずか一年後に、世界赤化を狙っていたソ連が真の御父母様はゴルバチョフ大統領ついに74年にして、歴史のかなたに消えていったのです。「神主義」の勝利でした。真の御父母様が共産ソ連を解放されたのです。そんな真の御父母様の右側にはUCIがあり、左側にはソ連まで震えさせたワシントンタイムズがありました。
 


 そのUCIが今どこに行きましたか。そのUCIを今、郭錠煥(クァクチョンファン)一族とその同調者たちが文顕進を前に立てて簒奪していきました。お父様の許可なくUCIを私有化してしまいました。そしてあきれかえるほどとんでもないところにその莫大な資金がばらまかれています。UCIが真の御父母様のものであり、世界の食口たちの血と汗でつくられたものだということなどひとつも気にかけていません。
 


アメリカのワシントンは名実共に真の御父母様の首都でした。ここもお父様の建物、あれもお父様の建物、世界的な通信社UPIもお父様のもの。国会とホワイトハウスの間にそびえたつ秀麗な建物、アトランティックビデオセンターもお父様のもの、National Sheraton Hotelも真の御父母様のホテル、真の御父母様が成し遂げられた業績はワシントン観光の名物でした。
 


 ところがUCIを簒奪した者たちは真の御父母様の歴史的な痕跡もすべて抹殺してしまいました。財産を売りはらったその数千億のお金がすべてどこに行ったのですか! 真の御父母様の首都、ワシントンにはもうREV.MOONの痕跡は見つけることさえできなくなってしまいました。このように悲しいことがどこにありますか。
 


 それだけではありません。お父様の80回の誕生日を記念して、日本の祝福家庭と食口たちが献金を集めて最新式の自家用専用飛行機を奉献してくださいました。真の御父母様につばさをつけてあげたのです。真の御父母様はこの専用機で世界120ヶ国を巡回講演を二回も実施なさいました。専用機なしで、どうしてこんなことが可能だったでしょうか?
 


 ところがUCIの連中はこの専用機も奪っていきました。今、専用機を売却しようとしています。自分達がこの飛行機を買うのにかかったお金を少しでも出しましたか? 真の御父母様を一般の旅客機の乗客のあいだに並ばせるようにさせて、その飛行機を売り払ってどうするつもりなのですか?
 


 今日から数日後の7月15日には真の御父母様は現職ナイジェリア大統領から国賓としての招請を受けて、アフリカに行かなければならないのに、このときになければならない専用機がありません。なぜ彼らは真の御父母様をこのようにみじめにするのでしょうか。天罰が恐ろしくないのでしょうか。
 


 万王の王のつばさを取って、どこに使うというのでしょうか? これは親不孝、不忠の極地ではないですか!このような叛逆を目の当たりにしても怒りを感じないというのならば、私たちは(感情のない)木や石ではありませんか! みなさん、大きく痛哭してください! 真の御父母様ごめんなさい!真の御父母様ごめんなさい!
 


 私たちの過ちでこの事態をつくってしまいました。私たちは恥ずかしくて許しを乞うこともできません。これを私たち祝福家庭が座視できますか! お父様の手から簒奪されていったUCIは、今わずかな皮しか残っていません。ワシントンの真の御父母様の名物だった建物はすべて売られて消えてしまいました。真の御父母様の邸宅もとんでなくなってしまいました。UPIももとんでなくなってしまいました。アトランティックビデオセンターもとんでなくなってしまいました。Hotelもとんでなくなってしまいました。
 


 ワシントンタイムズもとんでなくなってしまうところでしたが、やっとのところで取り戻しました。しかしその名声は昔とは違います。ワシントンの観光客は指折り数えてREV.MOONは、もう痕跡もないね!とあざ笑っていないでしょうか。UCIの連中は真の御父母様のアメリカ50年宣教の業績を本当にたくさん壊してしまいました。これまでワシントンに来て真の御父母様の業績を賛美していた人たちが数千、数万人もいたのですが、・・・・・韓国からつれてきた人だけでもどれほど多いですか!
 


 ところが今は世界から人が来ても見せるものがありません。真の御父母様にはべって、このひとつひとつの建設に参与してきた私は胸が張り裂けるような思いです。
 


 私は悔しくて神様の前に突っ伏して慟哭しました。数百回、数千回お父様を呼びました。やっと曙光が差してきました。真の御父母様が父母の心情で耐えてまた、耐えてこられたのが、これは座視できないと宣布文をくださいました。
 


 その宣布文の第1項で「すべての食口たちは永遠永生世界にただひとりである真の御父母様の指示と命令に絶対に服従しなければならないことを忘れるな! これが統一家の永遠の伝統であり、信仰である!」と宣布されたのです。
 


 全世界のすべての祝福家庭と摂理に反逆している者たちが、真の御父母様のこのひとつの教えに従順に従えば、問題はすぐに解決します。しかしそのような望みが見えません。私たちはどうすべきでしょうか! 1971年12月18日真の御父母様がアメリカに到着されて「私は消防士としてアメリカの火を消しに来た」と叫びました。私はその場にいました。
 


 今回は私たちの番です。私たち世界の祝福家庭は不服従の火を消す消防士になって反逆の火を消すのに命をかけて戦わなければならないのです。この危機を命をかけて解決する責任がわれわれ祝福家庭にあるのではありませんか!
 


 みなさん! 韓国の歴史は世界でも最もとびぬけた忠節の歴史をもっています。つらい忠節の歴史は韓国歴史の精華でした。高麗時代の鄭夢周先生は李成桂の誘惑を受けました。李成桂を王に擁立するので自分達と目的を同じくしないかという提案が来ました。鄭夢周先生は断固として自分のこころをひとつの詩で答えました。
 


「この身が死んで、また死んで、百回 重ねて死んで
白骨が塵のような土になり、魂があろうがなかろうが
王に向けた、一片丹心がどこに行くというだろうか?」
 


 鄭夢周先生のみむねを知った李成桂は部下をして家に帰る鄭夢周先生を善竹橋で襲撃して殺してしまいました。ところでその忠臣鄭夢周先生の鮮血は今でも善竹橋の上に消えずにあるといいます。
 


 私たちはここで大きく悟ることがあります。ここで話した高麗朝の鄭夢周先生がはべった王様はメシアでもなく、救世主でもなく天が送った人でもありませんでした。彼はただ一国の王でした。それでもその忠臣たちは最後の命をささげて死ぬまで忠誠を尽くしたのです。
 


 さて今日、私たちがはべっている真の御父母様はそういう王ではありません。人類の救いのために天が送ってくださった方であり、神様の心情を解き明かしその悲しみを解放してあげたひとり子です。私たちの万王の王であられ、私たちの永遠の真の御父母様であられます。私たちが真の御父母様にささげる忠誠が鄭夢周先生とは次元が違わなければなりません。私たちにはいつも「永遠」がついてまわります。それが祝福家庭の使命です。それが私たちの祝福家庭の特権です。
 


 みなさん!
 統一教会は絶対に分裂できません。しかし私たちは今の事態を軽く考えてはいけません。私たちの教会の分裂を防ぐ方法は「丹心歌」の精神しかありません。
 


「真の御父母様! この身が死んで、また死んで、百回重ねて死んで、白骨が塵のような土になり、魂があろうがなかろうが、真の御父母様に向けた、一片丹心がどこに行くというのでしょうか!」
 


 これが私たち祝福家庭と統一教会の食口たちが行く道です。少しでも誘惑されたらいけません。少しの揺れでもあったらいけません。私たちには真の御父母様が立ててくださった後継者の文亨進世界会長がいらっしゃるではないですか。彼は私たちの見本になる孝子忠臣であられます。
 


 私たちの祝福家庭は文亨進世界会長を中心として一致団結して教会の分裂を許してはいけません。間違った考えでしばらくの間、教会を離脱している郭錠煥(クァクチョンファン)会長とその連中を悔い改めさせて、真の御父母様の前にひざまずくようにしなければなりません。彼らは今死ぬ道を行っています。私たちはこの兄弟たちを救ってあげなければなりません。真の御父母様は許してくださる慈悲の真の父母であられます。宣布文においても、彼らが悔い改めればすべてのことを白紙に戻して許しましょうという趣旨が入っているではありませんか。しかし許しは悔い改めが先行しなければなりません。悔い改めがない許しはありません。
 


 郭錠煥(クァクチョンファン)会長! 家族といっしょに涙の悔い改めをなさいませんか? その道だけが生きる道です。私たちは昔のあの凛々しかった忠臣、郭錠煥(クァクチョンファン)の姿がなつかしいのです。
 


 文顕進お兄さん!幼いころから私は孝行息子だった文顕進様をしっかり見てきました。ご心配されている真の御父母様にこれ以上苦痛の矢を射らないでください。すぐにひざまずいて涙の悔い改めて孝行息子になってください。あなたは私たちすべてのお兄様ではありませんか! 私たちはあなたを愛しています。
 


 UCIの罠(わな)にかかっている食口のみなさん、早く帰ってきてください。どうしてか思いがけず道に迷ってしまったのですか! 天国の門が開いているあいだに早く帰ってきてください。この決断を明日に延ばさないでください。明日はまた来ないこともありえます。明日まで必ず生きているという保証がないからです。
 


 愛する祝福家庭のみなさん! 食口のみなさん!


 私たちはみんなで聖歌隊といっしょに起立して丹心歌を二回あらんかぎりの声で歌って、私たち祝福家庭と食口の方々の決意をまた新たにしていきましょう。



 さあ、立ってください ありがとうございます。
 


      天暦2011年6月4日(陽暦7月4日)       天福宮 大講堂

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