平和の主人 血統の主人

まさに、成約時代の毒麦となられたお母様

《 黙示録18章 3-10 節 》

3 地の王たち(幹部たち)は彼女(お母様)と姦淫を行い、地上の商人たち(教会長たち)は、彼女の(高額献金を得た)極度のぜいたくによって富を得た。

7 彼女(お母様)は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

10  彼女(お母様)の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえ(お母様)に対するさばきは、一瞬にしてきた。

《序1》(1)「平和の主人、血統の主人」を何故作られたのか

《序1》(1)「平和の主人、血統の主人」を何故作られたのか


平和の主人は米国の独立233周年記念日を記念し、その三日後の2009年7月7日、ニューヨークのイースト・ガーデンにおいて、お父様が約四時間にわたって語られた内容を要約し、整理したものです。



本書、「平和の主人、血統の主人」は意図的に削除されているヶ所がありますのでWEBに載っている「平和の主人、血統の主人」を用います。



(但し、ウエブは本の95ページまでしか載っていませんので、それ以降は本書を用います。)



本書から意図的に削除されているヶ所は(7-2)(10-4)の二ヶ所です。この二ヶ所が削除されてしまうことによって、お父様の「真の愛」の軌跡がどのような経路をたどって定着しようとされたのかが、全く分からなくなっています。
何故削除されてしまったのかについては、解読が進むことによって明確になってきます。


(1)「平和の主人、血統の主人」を何故作られたのか


①神様のみ旨を教える為に作られた


お父様は「皆さんは神様のみ旨が「分からない」ので、全てを教える教材『平和の主人、血統の主人』を作りました」と語られています。そして、この「皆さんは分からない」という言葉を僅かの間に20回以上用いています。



このみ言は私たちの命の道案内として全て「暗号」と「隠された言葉」で語られたのが平和の主人だったのです。



それでは何故、「暗号」と「隠された言葉」で解き明かさなければならないように、あえて意味不明に語られたのでしょうか。



②何故、意味不明に語られたのか


字面を読んでも意味不明に語られた理由を考察することは、この平和の主人を考察するにおいて最も核心となる内的な問題が潜んでいます。



お父様の天宙的使命は「サタンの自然屈伏」を成してサタンを地獄から解放することにありますが、その蕩減法とも言えるお父様のみ言を紹介します。


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(後天時代の生活信仰 P128・P129)


『アダムが神様の息子ならば、彼は神様の代身です。そのようにみれば、天使長は神様の僕なので、神様の息子である人間にとっても天使長は僕です。


それでは、いつ人間が僕を愛したでしょうか。愛しましたか、愛することができませんでしたか。絶対にできなかったというのです。わかりますか。


このような問題がひっかかっているので、これを果たすまでは、サタンを思い通りに主管することはできません。
ですから、打つことができないのです。これを解ける人が現れなかったので、このような悪の世界が6千年間も延長したということを、皆さんは知らなければなりません。


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お父様は100%敵対して立ち向かってくるルーシェルに対して、怨讐視する心や仇を打つ思いすらない心情で、真正面から向き合わなければなりませんでした。



その為にお父様は、サタンが真の愛で完全に自然屈伏するまでは、誰にも語ることができない天宙的な蕩減の道をたったお一人で歩まなければなりませんでした。



サタンの侵入を受けて、愛する者が犠牲になろうとも、その犠牲には目も向けないでサタンを無条件で愛して「サタンの自然屈伏」の道を歩まれたのです。


お父様は誰がサタンの最も中心的な相対者であったのかを、(40年以上に渡って)一言も語られませんでした。


お母様も子女様も全てを失って(サタンへの供え物として)、最期はご自身の聖和(5-3)(5-4)までも(3年後に)予定されて初めて、サタンの最も中心的な相対者が誰であったのかを、平和の主人で「暗号」で初めて明らかにされました。その人物とはお父様の総執事的存在として長年仕えていた(○○○氏)(7-2)です。



お父様はサタンの謀略がいつどのように仕掛けれてくるのかをことごとく知りながら、その謀略から愛する者を守ろうとされるどころか、反対にサタンの謀略を先に読み取られて、爆発する悲しみを押し殺しながら、ご自身の悲しみの涙は一滴もない姿で、謀略の罠に何も知らないように愛する者を笑顔で差し出されてきたお父様だったのです。



とても信じられないかも知れませんが、お父様がルーシェルを自然屈伏させる為に歩まれた道は、愛する者を犠牲にするという、心情が凍りつく地獄の淵を歩かれながら、ルーシェルとその相対者(幹部)たちのみを愛する心情で、お父様は私たちの前に笑顔でみ言を語られてきたのです。


私ごとですが、1973年清平で、幼い私たちを相手にお父様が「幸せって何だろう」を歌い、みんなを笑わせ、みんな一緒になって踊ったことを思い出しました。https://www.youtube.com/watch?v=inYFgID5z3M


たとえ悲しみを表明されたとしても、全てを神様の悲しみに変えられました。利用されても裏切られても、蔑まされても、無条件で許し愛され続けたのです。


残念ながら、これまで長い間、お父様の心情を理解する者は私を筆頭に誰一人おりませんでした。
ルーシェルとその相対者(幹部)たちが原因で、お母様、子女様が傷つき嘆き悲しんでいる時も、最期までお父様はルーシェルとその相対者(幹部)たちの味方だったのです。


子女様たちが成長されて機関事業などを巡回されることにより、幹部たちの会計的不正を子女様がお父様にご報告された際にも、お父様はその幹部たちを許して用い続けられました。反対に涙で諫める子女様を制止させられたことは何度も聞いたことがありました。


私自身もこの様なお父様の対応に対して、「お父様は怨讐を愛されるのだろう」と思いつつも、どうしても幹部たちへの不信感が手伝って疑問をぬぐい去ることができませんでした。

長い間に渡って、お母様と子女様方にとってルーシェルとその相対者(幹部)たちは怨讐の中の怨讐となる環境が生まれていきました。
しかしそれ以上の痛みがお父様から生まれるようになりました。お父様はルーシェルとその相対者(幹部)たちを誰よりも愛されたが為に、お父様の愛が深ければ深いほど、お母様と子女様は孤独の淵に追いやられることになります。私たちには到底理解し難い悲しみと痛みが何十年にも渡ってお母様と子女様たちに襲い続けたのです。


この様に、平和の主人から見えてくる中心家庭を襲った悲しみと痛みの原因は、お父様がルーシェルを自然屈伏させる為に、ご自身はもちろん、愛するお母様と子女様を無条件で供え物とされたことにあります。


私たちが復帰摂理歴史を歩むうえにおいて、平和の主人が現れたことは、人類最大の福音と言えます。何故なら、お父様が歩まれた真の愛の姿が明確に見えてくるようになったからです。


そして、私たちにとってのお父様は真実のメシヤであったという、一層の確信につながるようになるばかりでなく、真の愛の基準が初めて私たちの前に実体路程として示された事になります。



平和の主人が意味不明に語られた理由がこれで少しは理解できましたでしょうか。


結論は、お父様がルーシェルの相対者たちの中心的存在を、中心家庭の懐深くに招待して、愛する者を一人残すことなく供え物とされてルーシェルに差し出されました。


そして、ルーシェルが自然屈伏する条件が完全に立つまでは、その真実を一切語ることができなかった為に、平和の主人は誰にも分からないように「暗号」と「隠された言葉」で語られたのです。
そして導かれるように、お父様が聖和されて2年が過ぎたあたりから、平和の主人の解読作業がようやく始まったのです。



お父様の愛が愛としてあらわれる為には、謀略の首謀者であるサタンの相対者が警戒心を全く持たないように、最大の愛を持って配慮しなければなりませんでした。


お母様にも子女様にも、幹部たちにも分からないように、お父様は生涯、沈黙を続けられたのですから、私たちにそれを知る術はありませんでした。


私たちはこの事実を理解せずしては復帰摂理歴史を正しく理解することはできません。これを教えてくれるのが平和の主人です。 


そしてお父様の最期は、ご自身を聖和(犠牲)につなげられることによって、お父様が真のアダムとして天地創造以後初めて、ルーシェルを愛するにおいて、これ以上の愛がないという愛の基準を立てられたことになります。



この様にお父様の生涯路程をとおして、真の愛の基準が立つことを知っておられたお父様は、40年間語ることができなかった真実を、平和の主人で初めて語られたことになります。



しかし、全て「暗号」と「隠された言葉」で語られたが為に、字面で理解しようとした私たちには意味不明の内容になってしまったのです。


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次回は、この平和の主人を解読するにあたって一言書き添えておきたいことがありますので、それをアップします。


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