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「この男」は必殺仕掛人・・・敵なし、最強のフィクサーであった
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　『フィクサー』とは、主に、政治・行政や企業の営利活動における意思決定の際に、正規の手続きを経ずに決定に対して影響を与える手段・人脈を持つ人物を指す。

　つまり、「この男」はサタンが守護神でありながら、お父様からも特別に保護された男であり、さらには、第二教主になられたお母様が盾になって保護されたのですから、敵なしという史上最強のフィクサーが誕生したのです。
　この男の能力において勝ち取った位置ではないのです。摂理が生み出した歴史的人物です。

　この時代圏のお父様の姿は、イエス様が洗礼ヨハネの失敗と三弟子たちの失敗により、殺される為にエルサレムに入ることを語られた時、それを止めたパウロに対して「サタンよ、引きさがれ。わたしの邪魔をする者だ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」と語られたことと同時性になっているのです。

　つまり、この時代圏の摂理の流れはお父様の聖和に向かっている為、家庭連合の全ての権勢はお母様と「この男」に与えられていたと言うことです。つまり、「この二人の邪魔をする者はサタン側になる」ということです。それが顕進様と国進様と亨進様であってもです。

　もちろん、お父様が聖和せずしてアダムの再創造の道がなかったわけではありません。しかし、それは、不可能であったと言えるのです。
　何故なら、アダムの再創造の鍵となるエバであるお母様は、17歳というまだ未完成の年齢の時に、初めから原理を聞かない立場で《　アブラハムの典型路程　》でサタンに差し出されて出発していたからです。このようなお母様が、どうして、真の母となって、お父様を再創造したという環境を再現できるというのでしょうか。これは、六千年前のアダム家庭の堕落した環境を実体的に事実蕩減することからしても、超法規的であることからあり得ないことと思います。

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　　　何故、このような様相が展開したのか？？
　　　　　その原理的理由は何か？？
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アダム堕落の再現

　結論から申し上げますと、六千年前のアダム家庭でルーシェルから誘惑されてエバが主管されて堕落し、続いて、アダムがエバに主管されて堕落した立場が世界的、天宙的に再現されたと言えるのです。

アダムを再創造する為の様相と環境を再現

　そして、アダムの堕落した家庭が再現された中心家庭の中から、神様の血統として送られたお父様が、地上で堕落したアダムの蕩減を実体的に事実蕩減して、《　お父様自ら「真のアダム」を再創造　》して、六千年前のアダムが堕落しなかった立場に立てる為の環境づくりを成さなければならなかったのです。このような蕩減の場を「真のアダムであるお父様」が世界的、天宙的に《　再現　》しなければならなかったのです。

　その為、お父様は（誰にも言えない環境の中で如何なる誤解と誹謗中傷を受けたとしても）中心家庭の奥深くに「この男」を迎え入れたのです。40年かけて、六千年前のアダム家庭が現代に、世界的、天宙的に再現されたのです。そして、結果から見て、その再現期間が2001年から2012年の《　12年の延長路程　》であった聖和までの期間であったのです。

補足・・・イエス様の再蕩減も成されたお父様だった

　もちろん、2012年を迎えるまでの間には、第二アダムであったイエス様の失敗を実体的に事実蕩減しなければなりませんでした。その実体的蕩減摂理が1973年から始まったアメリカの摂理であり、その象徴がマジソンスクエアー大会であり、ヤンキースタジアム大会であり、ワシントン大会であり、更には、ダンベリー刑務所収監であり、その頂点が1992年の「メシヤ宣言」という『真の父母宣布』であったのです。
　しかし、《　真の父母宣布の失敗　》により2000年までの延長された期間もイエス様の失敗を蕩減する期間でもあったのです。それが、イエス様が洗礼ヨハネの失敗により一人寂しく異邦の地に行かれたと同じように、お父様も南米に行かれて1995年に《　サンパウロ宣言　》と共に第二次40年サタン分立路程を発表されました。

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　　　完成されたアダム（お父様）が
　　　　もう一度、アダムの再創造の手順を踏まなければならなかった
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　私たちの目には全蕩減路程を勝利されたお父様に見えても、お父様には最後にもう一つの蕩減が残されていたというのです。
　それが、お父様が存命中に成されなければならなかったアダムの再創造《　①　➁　③　④　》であったのです。この蕩減とは、サタンが一言も讒訴できない基準になります。その蕩減が何であったかと言いますと、死をもって堕落を蕩減してアダムを完成させる聖和であったのです。

　つまり、お母様も、「この男」も、アダムの再創造の為に準備された二人であったということです。そして、六千年前のアダム家庭の堕落の過程が再現されて、アダムの再創造はお母様がお父様に対して《　主管性転倒を成す　》ことによって成就したのです。
　つまり、六千年前のアダム家庭の堕落の過程が中心家庭に再現され、六千年前のアダムが主管されて堕落したことを、「この男（天使長）」とお母様による主管性転倒を受けても、お父様は神様に対して絶対信仰の基準、絶対服従の基準、絶対愛の基準を聖和により勝利されたのです。

　このように、事実蕩減が世界的、天宙的に成されたことにより、世界的、天宙的に真のアダムが実体として完成したことになったのです。このアダム完成の局面が聖和であったのです。
　お父様が聖和の前に《　『すべての生を終了する時間を迎え、エバが過ちを犯し、アダムが引っ掛かった責任分担を、すべて超越（＝総蕩減完了）できるようになりました。』　》と最後に祈られたのは、完成基準のお父様が蕩減上においても六千年前のアダムを完成させることであったことが分かるのです。

　このことにより、お父様と六千年前のアダムが同格のアダムになるのです。もちろん、イエス様の蕩減を40年路程をもってお父様が完成させたことにより、イエス様もお父様と同格のアダムになったのです。

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　　　言葉を変えて言えば・・・
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　第一アダムとイエス様とお父様は、それぞれ、全く別の自立した人格を持たれたお方です。その為、このお方三人の蕩減をお父様お一人分だけでは完成できないのです。
　お父様は第一アダムの蕩減を完了させなければならず、イエス様の蕩減を完了させなければならず、キリスト教の失敗により失った第三アダムの立場の蕩減も完了させなければらなかったということです。この三重苦がお父様が最も苦しんだ立場であったということです。この一連の流れから事実蕩減とは何であったのか、少しは光がさすように理解できると思います。