皆さんも黒表紙の天聖経を読めば、「堕落したアダム」、「偽りの父母」、「自分の父母」、或いは「これに類する言葉」に容易に出会うはずです。ところが、私たちは「堕落したアダム」「偽りの父母」という言葉を六千年前のアダムとして読んでしまったり、また、「自分の父母」という言葉を自分の「肉身の父母」として読んでしまったのです。
　その為、天聖経自体の言わんとした本来のメッセージが見えなくなってしまいました。

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お父様はご自身とお母様が新たな堕落の起源となったことを告白された
　　しかし、最初のアダムの堕落とは動機も経路も全く違う
　　　　あくまでも、お父様の堕落の動機は、お母様を救済する為のもの
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　原理が真理であるなら、原理講論に記された《　アブラハムの典型路程　》は文先生とお母様が行かなければならない蕩減路程だったことが分かります。17歳の《　原理も学んでいないお母様　》がお父様から天使長の立場の男に「それが正しいと思える」ようにして送られたのです。これによって《　お父様とお母様の結婚が誤った　》ことになり、これが新たな堕落の起源となったと、天聖経で告白されたのです。

　その為、《　真の父母が現れなかった　①　➁　③　》と語られたことから分かるように、文先生がご存命中には、この地上に「真の父母」の実体として顕現できなかったことが分かります。

　何故、文先生が「真の父母」となり得る資格を持たれながら、顕現できなかったのか問題です。つまり、お父様が40年サタン分立路程路程を勝利されて、1992年に再びメシヤとして顕現できる時代が到来たにもかかわらず、この時の《　洗礼ヨハネの使命を担っていたお母様　》がお父様と一体となることができなかった為、《　真の父母宣布が失敗し、神様王権即位式が失敗し　》、《　12年の延長　》をしてもメシヤとして顕現できなかったということです。これがお母様によるお父様に対する《　主管性転倒式　》であり、これが聖和です。
　聖和により、《　総蕩減が完了　》し、さらに、《　アダムの再創造　》が成されることにより、《　絶対主体　》が立ち、今後、《　エバ（お母様）の再創造　》の時代圏に入っていくようになると思われます。

　このように、天聖経にある「堕落したアダム」、「偽りの父母」、「自分の父母」、或いは「これに類する言葉」は全て、お父様であり、お母様のことになります。
　私は、これを受け入れるのに、相当の年数を要しました。だからと言って、お父様の価値を貶めるものではなく、それどころか、反対に、お父様の痛み、悲しみが一層大きく私の心を包み込むようになり、お父様に対する生命視がこれまで以上になりました。まだまだ、不足が山ほどありますが、これをあらわす為のブログでもあります。

上記のような一連の流れを顕す御言葉を取りあげて終わります。

 祝福家庭と理想天国(1)

　　　 祝福と理想家庭 　　第五章　第一節　3.　

　それでは、今後人間が行くべき路程の前には、何が残っているでしょうか。真の父母を迎えることによって大勝利をすることではありません。

真の父母はどこまでも完成期で現れるのではなく、長成期完成級で現れなければならないので、この七年という過程を経なくては、完全勝利の結果をもたらすことができないのです。

これは原理的な内容です。

それゆえキリスト教で主張する《　七年大患難　》という言葉が出てくるようになったのです。ここで統一教会員が知るべきことは、七年路程は嫌だろうと好きだろうと行かなければならない路程だということです。（20）