平和の主人 血統の主人

まさに、成約時代の毒麦となられたお母様

《 黙示録18章 3-10 節 》

3 地の王たち(幹部たち)は彼女(お母様)と姦淫を行い、地上の商人たち(教会長たち)は、彼女の(高額献金を得た)極度のぜいたくによって富を得た。

7 彼女(お母様)は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

10  彼女(お母様)の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえ(お母様)に対するさばきは、一瞬にしてきた。

第五章  (45)結婚の真の意味  P.227  (世界平和を愛する世界人として  文鮮明自叙伝)

世界平和を愛する世界人として  文鮮明自叙伝
  第五章 真の家庭が真の人間を完成する ――― 結婚と愛


結婚の真の意味  P.227


 理想的な平和世界を成し遂げようとするとき、交叉(こうさ)祝福より早い道はありません。他の方法では時間がどのくらいかかるか計算もできないことが、交叉祝福によって、二、三代経てば奇跡のように成し遂げられます。ですから、平和世界が少しでも早く訪れるよう、国境を超えてお互いに怨讐(おんしゅう)と思っている国の人どうしで結婚しなければなりません。結婚する前は「あの国の人は見るのも嫌だ!」と言いますが、その国の人が夫になり妻になれば、半分はもうその国の人になって、あらゆる憎しみが、雪が解けるように消えていきます。そのように二代、三代とそれを維持していけば、憎しみは完全に、根こそぎなくなります。


 交叉祝福は、国家を超えた結婚ばかりをいうのではありません。宗派が異なる人たちを結婚させることも、国境を崩すことと同じくらい重要なことです。実際、国境を超えることよりもさらに難しいのが異なる宗派間の結婚です。しかし、紛争を抱えた宗派どうしも、結婚すれば、宗派を超えて融和するようになります。交叉祝福で結婚すれば、お互いにそれまで生きてきた文化が違うと門に固く鍵をかけるようなことはしません。白人と黒人が結婚し、日本人が韓国人と結婚し、またアフリカ人とも結婚します。そうやって交叉祝福で結婚する人数が百万を超え、一千万を超えて、広がっていくのです。交叉祝福を通して完全に新しい血統が生まれています。白人と黄色人と黒人を超える完全に新しい人間が誕生するのです。


 若者たちに結婚の神聖な意味と価値を教えることは、何よりも大切です。いま韓国は、世界で最も出生率が低い国の一つです。子供を生まないのは危険なことです。子孫が途絶えた国には未来がありません。私は若者たちに、純潔な青少年期を経て神の祝福を受ける結婚をした後に、子供を最小限三人以上は生んで育てなさいと教えています。子供は神様が下さる祝福です。子供を生み育てることは、天の国の市民を育てることです。ですから、若い時期に性的に乱れた生活をしながらイブン勝手に堕胎するのは大きな罪です。


 結婚は、私のためではなく相手のためにするものです。結婚するとき、立派な人やきれいの人ばかりを追い求めるのは間違った考えです。人間は、人の為に生きなければなりません。結婚するときも、その原則を忘れてはいけません。いくら愚かな人でも、美人よりもっと愛そうという心で結婚しなければなりません。福の中で最も貴い福は神の愛です。結婚は、その福を受けて実践することです。その貴い御旨(みむね)を理解して、真の愛の中で結婚生活をし、真の家庭を築かなければなりません。


 世界平和とは、その言葉どおりに雄大なものではありません。家庭が平和であってこそ社会が平和になり、国家間の葛藤(かっとう)が消え、それがあってこそ世界平和への道が開かれます。ですから、完全な家庭こそが重要であり、家庭の責任はそのくらい大きいのです。「私さえ幸せに暮らせばよい、私の家庭さえ守ればよい」という言葉は、私の辞書にはありません。


 結婚は二人がするものですが、実際には二つの家系が因縁を結ぶことであり、さらには、二つの氏族、二つの国が融和することです。異なる相手の文化を受け入れ、歴史の中で生じた怨恨(えんこん)を克服して一つになっていきます。韓国人が日本人と結婚すれば、韓国と日本が融和するのであり、白人と黒人が結婚すれば、白人種と黒人種が融和するのです。また、彼らが生む子供たちは、二つの民族の血を同時に受け継いだ融和の人間であり、白人と黒人を超える新しい人種の出発点になります。このようにして数世代が経てば、国家や人種間の分裂や反目がなくなり、全人類が一つの家族となって、平和な世界をつくることができるのです。


 韓国でも、最近になって外国人との結婚が増え、国家や人種間の分裂や反目がなくなり、全人類が一つの家族となって、平和な世界をつくることができるのです。


 韓国でも、最近になって外国人との結婚が増え、国籍と宗教が異なる人たちが出会い、家庭を築くことが増えてきました。新しい言葉で「多文化家庭」と呼ばれます。互いに異なる環境で成長した男女が家庭を持ち、仲良く暮らすことは、それほど簡単ではありません。さらに、韓国のような単一文化圏で国際結婚した夫婦が幸せに暮らすためには、お互いを理解し大切にする努力がより必要になります。交叉祝福で結婚した私たちの信徒が、異文化の配偶者と愛を分かち合い、結婚生活を成功させることができるのは、神様を中心に結ばれたからです。


 多文化家庭がきちんと定着できるよう、地域の社会団体では、韓国語も教え、私たちの文化を紹介するプログラムも運営しています。しかし、結婚に対する考えが変わらない限り、そのような努力は何の役にも立ちません。「私がなぜこの男性と結婚したのか。この男性と結婚していなければ、私の人生はもっとよかったのに・・・」という心を持っていたら、結婚生活は地獄と同じです。韓国語と韓国文化を教えることよりも先にやるべきことは、結婚を正しく理解することです。


 結婚は、ただ今期が来た男女が出会って一緒に暮らすことではありません。結婚は犠牲の上に成り立ちます。男性は女性のために生き、女性は男性のために生きなければなりません。私の利己心がすべて消えるときまで、絶えず相手のために生きなければなりません。そのように犠牲になる心が愛です。女性と男性が出会って、楽しく良いものが愛ではなく、命を捧げることが愛です。そのような覚悟をした後に結婚しなければなりません。



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