昨日の記事は読んで頂けましたでしょうか？お父様の御言葉は原液のようなものです。一つの言葉に六千年の歴史と文先生の生涯がにじんでいるエキスです。

　それでは、昨日の記事の御言葉に私なりの注釈とコメントを入れてみますので、ご確認お願いします。もちろん、注釈の内容は個人差があります。

天聖経　

真の家庭と家庭盟誓　第二章　三　3.　（2）　

長子権、次は父母権、その次は王権、その次に皇族圏です。皇族圏とは何ですか。

（※1）神様の前で、大きな事件が起きました。

（※1）「神様の前で、大きな事件が起きました。」

　これは文脈からすると六千年前のアダムとエバの堕落のように勘違いしがちですが、六千年前のアダムとエバの堕落は神様に隠れて堕落しました。しかし、この「大きな事件」という堕落は、《　非法的でなければ戻っていく道がない　》という事実蕩減の原則において、《　隠れることなく堂々と見せて起こった堕落　》という、神様の前で起こった大事件だったのです。それが《　アブラハムの典型路程　》であり《　妾摂理　》であったのです。

　既に、これまでも記事にしていますが、特に日本では、この問題をタブー化して、サタンの捏造としたのですから、サタンの讒訴条件となっていたのです。

どのような事件かというと、（※2）み旨を成してみると、（※4-1）願わなかった女性と息子、娘が生まれたのです。（※5-1）そして、その直系の息子、娘が生まれたというのです。ここから悲運の歴史が始まりました。

（※2）「み旨を成してみると、願わなかった女性と息子、娘が生まれたのです。・・・ここから悲運の歴史が始まりました。」

　ここで「み旨を成してみると」とあるように、この大事件は1945年のキリスト教の失敗と第一夫人との離婚により始まったのです。

　つまり、「神様の前で」お父様を中心とした三人のエバである第一夫人、第二夫人、第三夫人（韓お母様）によって起こった大事件により起こった《　悲運の歴史　》の始まりだったということです。

　統一教会、家庭連合ではこの「悲運の歴史」の根本をなかったこととしたのです。その為、堕落したエバ（お母様）の本心がサタンに幽閉されていることも自覚できず、《　独生女宣言　》を許し、それを受け入れているという罪の上塗りをしていることです。

　この問題は既に1945年のキリスト教の失敗に端を発した文先生の蕩減路程は、やがて、1960年代の統一信徒たちに不信を抱かせるようにサタンが侵入したのです。そして、1992年には原理を知らないお母様にサタンが侵入し、次に、天使長的人間の中に入って中心家庭を侵害して全ての子女様たちを奪い、最終的に、この問題故にお父様は聖和されたと言えるのです。

　2012年の聖和の時、たったお一人になってしまった文先生を、時遅しと言えども、「私」はお父様を捨ててはいけない。

（※3）今までこれを知らなかったので、収拾する道がなかったのです。

（※3）「今までこれを知らなかった・・・」

　この問題は長年に渡ってお父様は語ることができず、統一教会からも外からも多くの誤解と誹謗中傷を受ける原因となって来たのです。お父様が御言葉で初めて整理されたのが、40年サタン分立路程を勝利された1992年の以降となる訪韓修です。

向こう（サタン側）の群れは五十億人類なのに、（※4-2）こちらは息子、娘が数人しかいません。（※5-2）文総裁がその（息子）ような立場にいるとすれば、十三人の息子、娘しかいないのです。十三人しかいません。

少しややこしいですが・・・

（※4-1）「願わなかった女性と息子、娘が生まれたのです。」

（※4-2）「こちらは息子、娘が数人しかいません。」

この「女性と息子、娘」と数人の「息子と娘」とは神様から見たお父様とお母様になります。

（※5-1）「そして、その直系の息子、娘が生まれたというのです。」

（※5-2）「文総裁がそのような立場にいるとすれば、十三人の息子、娘しかいないのです。十三人しかいません。」

この「直系の息子、娘」と「十三人の息子、娘」とは（※2）の子女様たちという「息子と娘」になります。

カイン・アベルをどのように収拾するのですか。

どこに収拾する道がありますか。

（※6）（直系の子女様たちが）怨讐（皇族圏・統一信徒たち）を愛さなくてはできません。アベル（直系の子女様たち）が愛をもって（皇族圏を）教育しなければならないのです。蕩減復帰した長子権をすべて復帰したのちには、彼ら

（＝怨讐）を自らの皇族圏として認定しなければなりません。（アベルの子女様たちは怨讐圏を）皇族のように認めてあげなければならないのです。（怨讐圏を）皇族として認めてあげなさいというのです。

（※6）

　子女様たちと統一教会の信徒たちとの関係は怨讐関係になっています。幼い時から、それを肌で実感しながら成長されたのが子女様たちだったと言えるのです。

　そして、お父様から見た直系の子女様たちがアベルとなり、そのアベルが信徒たち（皇族圏のカイン）を愛して教育するということです。

　つまり、皇族圏にいる私たちはアベルの子女様たちと一体となること以外、救済される道がないということです。

　そういう意味では、皇族圏を知れば、私たちが子女様を一言でも讒訴する条件を持っていないことを知らなければなりません。それが日本信徒が成さなければならない真の孝人の道です。

　アベルの子女を捨てたという、現在の家庭連合は完全にこれに引っ掛かっているのです。

長子権を中心として次子までも上がっていくことができる道をつくったので、

（※7）アダムの体が過ちを犯したのですが、縦的な再臨主が来られて長子権復帰をなし、次子圏を認定することによって、第一アダム、第二アダムも一つの体と同じ位置に立てられるようになったのです。（怨讐が許されて、）ここから皇族圏が出てきたのです。

（※7）は次回にします。