下記の御言葉から文先生が洗礼ヨハネの立場に立たれていたことが分かる。

　 　

　この御言葉が真実なら、先生が「洗礼ヨハネになった期間」はいつからいつまでの期間であったのかである。
　それはキリスト教が不信した1945年から始まって、1992年の《　真の父母宣布　》の時も不信を受けてメシヤの位置に立てず、2001年の《　神様王権即位式　》の時も不信を受けてメシヤの位置に立てず、《　12年の延長　》が与えられたとしてもメシヤの位置に立てず、最後は、《　お前は死んでいなくなれ　》と死に追い落されて聖和に至るまで、先生はメシヤの位置に立つことができなかった。

　このような観点からしても、お父様が真の父母の資格を持たれていたにもかかわらず、お母様と私たちがメシヤを迎える基台を造成することができなかった為に、お父様はご自身を未来を基準として出発した真の父母《　【①】【➁】　》であると語られていた。このことを知る信徒はどれほどいるのだろうか。

　それでは、文先生はいつメシヤの位置に立つというのだろうか。それが分かる御言葉が《　昨日の記事　》であった。

天聖経　人間の生と霊魂の世界　第三章　二　1.　　

統一教会にもがらくたがたくさんいます。

たまに（統一教会にも）「自分がメシヤだ」と言う人がいます。

「レバレンド・ムーンは洗礼ヨハネで、私がイエスだ！」と言うのです。

（※）レバレンド・ムーンがただでその様に（＝洗礼ヨハネに）なったのではありません。

天国に行って、み印を受けなければならないのです。天上世界の霊界を統一したが故に、霊界が先生を後援するのです。全体がそうです。混沌となった霊界が先生によって収拾されるのです。

（（※）「レバレンド・ムーンがただでその様に（＝洗礼ヨハネに）なったのではありません。」とは何を意味しているのか？？

　この言葉の背景には、文先生とお母様に言うに言えない蕩減路程があったことをあらわしている。その背景とは、このブログで常に顔を出す《　アブラハムの典型路程　》と《　妾摂理　》である。

　特に、「妾摂理」は1960年代の統一教会の信徒たちは直接見て知っていた摂理であった。この摂理は信徒たちの摂理ではなく、あくまでも、お父様とお母様の摂理であった為、お父様は、これに対する原理的根拠となる御言葉を一切語ることはなかった。その為、多くの古い信徒たちはお父様に対して不信の目で見るようになった。

　この摂理の意義について初めて語られたのが1993年に始まった16万人女性訪韓修と男性訪韓修であった。しかし、この御言葉は理解困難を極めた。

　その理由は、先生とお母様を同時性の観点から、アダムとエバという名に置き換えて語られたこと、さらに、イエス様とマリヤという名に置き換えて語られたこと、また、本妻と妾をレアとラケルという名で語られた為、まさか、先生とお母様のことを語られていたとは、一部の古い信徒たち以外誰も知ることができなかった。

　ましてや、一般信徒たちが教会から聞かされていたお父様像とお母様像とは全く違った姿であったのだから、理解できるはずもなかったのである。

　訪韓修の御言葉に対して、日本信徒たちがお父様とお母様について語られているとはっきりと知って聞くことができていれば、席を蹴って帰る者もいただろうと思われる内容である。幸か不幸か、それが分からなかった為、靄がかかった御言葉を、ただただ、長時間にわたって聞いた。お父様は理解していないことを知りながら、エバ国に愛を注ぐために、飽きさせないように沢山のユーモアを交えて御言葉を語られた。

　韓国の古い祝福家庭の信徒たちも、後々、この御言葉を聞いたとしても、既に、「妾摂理」に躓いている為、上記の御言葉のように、「レバレンド・ムーンは洗礼ヨハネで、私がイエスだ！」と言う信徒が現れたとしても不思議なことではない。そして先生は「洗礼ヨハネ」であったことを認めておられる。）