平和の主人 血統の主人

まさに、成約時代の毒麦となられたお母様

《 黙示録18章 3-10 節 》

3 地の王たち(幹部たち)は彼女(お母様)と姦淫を行い、地上の商人たち(教会長たち)は、彼女の(高額献金を得た)極度のぜいたくによって富を得た。

7 彼女(お母様)は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

10  彼女(お母様)の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえ(お母様)に対するさばきは、一瞬にしてきた。

平和メッセージ17 2009年1月に3回(1日、15日、31日) 真の平和世界と真の父母UN世界の安着


(はじめに)


2009年1月に3回(1日、15日、31日)
真の平和世界と真の父母UN世界の安着


(このメッセージは、2009年1月に3回(1日、15日、31日)にわたって挙行された

「万王の王神様解放圏戴冠式」の際に真の父母様が語られた講演文に、


「真の父母様御聖婚50回金婚式および天地父母天宙カイン・アベル(善・悪)平和安着大会」(4月19日)のみ言と、


「協会創立55周年記念および真の平和真の父母UN安着大会」(5月1日)のみ言が追加され、


「『平和を愛する世界人として』文鮮明先生自叙伝出版記念会」(6月1日)の際に語られた総論的なみ言として平和メッセージ17章に定められたものです)


平和メッセージ17


1 絶対、唯一、不変、永遠なる新しい神様の血統を、新しく祝福として受け継いだ、真に愛する家庭、新しい天一国市民の皆様!


2 きょう、私たちは誠に特別であり絶対的である摂理時代のひと時と一日を迎えました。万王の王であられる真の父母様の戴冠式と金婚式、そして自叙伝の出版を記念することはもちろん、世界基督教統一神霊協会が創立されて五十五周年となる意義深い時と日々です。それとともに、きょうは新しい「真の平和世界と真の父母UN世界の安着」を天上天下に宣布する新しい歴史的な大会である六月一日でもあります。この喜ばしい時と日々、万有の生死禍福を主管なさる父なる神様がこのように華やかで美しい季節と日々を迎えさせてくださったことに対して、私たちはみな共に神様に大きな感謝の拍手を捧げましょう!


3 神様は、生命が躍動するこの季節、万物の霊長たる私たち人間も、万物と共に思う存分に新しい生命の創造に同参しなさいと手招きをしていらっしゃいます。花のごとく美しく咲き誇り、太陽のごとく明るく、川の水のごとく澄んだ人生を暮らしなさいと祝福していらっしゃるのです。


4 歴史の中の摂理的結実


 特別に天が新しく愛する食口の皆様!


 私たちは、去る(二〇〇九年)一月一日と十五日、三十一日の三回にわたって歴史的な「万王の王神様の新しい解放圏と戴冠式および金婚式」を挙行しました。特に一月三十一日には、東洋圏を代表した韓 国の天正宮博物館と西洋圏を代表したアメリカ・ニューヨークの二箇所で、同じ日に歴史上空前絶後の摂理的行事を天の前に奉献するという記録を打ち立てました。


5 今年(二〇〇九年)四月以後の季節は、私たち夫婦が聖婚式を挙げて五十回目となる季節です。独裁に対して抵抗、拒否して叫ぶ若い学生たちの絶叫が、ついに韓半島にやって来た一九六〇年陰暦三月十六日(1960/4/11)、 私たち夫婦は、聖婚式を通して天から印を受け、人類の真の父母、真の師、真の王の険しい復帰摂理路程を出発したのです。それから五十年、神様を完全に解放・釈放してさしあげ、万王の王としてお迎えするまで、私たち夫婦が歩んできた蕩減復帰摂理の路程のすべてを、どうすれば筆舌によって説明できるでしょうか。はるかのちに歴史家たちが証明し、記録することになるでしょう。


6 皆様はよく御存じではないと思いますが、真の父母様の戴冠式と金婚式のもつ摂理的意味は実に途方もないものです。人間始祖の堕落によって神様の真なる血統がなくなり、サタンの偽りの血筋が人類歴史を支配してきたという事実は、皆様も原理を学んで御存じでいらっしゃると思います。


 血筋が入れ替わった人類の歴史は、結果的に肉界はもちろん霊界までも、徹底して善悪のカインとアベルの相克的対立闘争の関係でもつれてしまったではありませんか。このような悲惨な歴史に対して、誰一人としてその解決法を見いだすことができないまま、今まで放置された状態で歴史は流れてきていたのです。
7 しかし、これからは時代が変わります。真の父母様の戴冠式と金婚式を契機として、カイン・アベルの完全一体圏の門が開かれつつあるのです。神様の本性的心情を相続して共有する完成・完結の段階、すなわち堕落の痕跡すらない原状の人間へと復帰され得る恩賜圏に進入する新しい時代なのです。
 ○と×の原理的次元から考えてみても、○の立場であられる神様の善主権が、×の立場であるサタンの悪主権を痕跡も残さず丸ごと包容して消化する時代圏をいうのです。もうこれ以上、実体の神様として役事なさる真の父母様と無形の神様を区別する必要のない地上・天上天国が、実体的に皆様の目の前に広がる新しい時代圏が開かれつつあるのです。



8 圓球ピースカップ大会
 このような特別な意義をもっているこの時、私たちは去る四月二十一日からの十三日間、私たち夫婦の戴冠式と金婚式を慶祝し、今後人類の平和の祭典としてオリンピック・ゲームを凌駕がするであろう「圓球ピースカップ・カイン・アベル天宙連合大会」を盛大に開催しました。特に今回の第一回大会は、真の父母様の招請によって万事を後回しにして駆けつけてきたブラジルのソロカバ・サッカーチームが、大きな役割を果たしてくれました。二〇〇八年度ブラジル・サンパウロ地域のFAカップ優勝チームであるソロカバ・チームは、今回短い期間でしたが、韓国、日本、北朝鮮、そして中国を代表する四カ国のチームと競技を行い、南米サッカーの真髄を教え、見せてくれる立派な競技を繰り広げました。皆様、ソロカバ・チームのために激励の拍手を送ってくださいませんか。


9 皆様! 私はきょう、この貴い新しい式典を天の前に奉献する意味で、去る一月以後「万王の王戴冠式と金婚式」の時に宣布した天のメッセージを再度、皆様と共に奉読しながら、きょうの行事に対する意義を心の中に刻印しようと思う次第です。



10 真の父母を求めてこられた神様
 真の父母と共に平和を愛する天一国市民の皆様!


 きょうは誠に貴く喜ばしい日です。私たちは、共に歴史的で摂理的なこの日を心ゆくまで慶祝し、私たちの永遠の真の父母であられる神様に、尊貴と栄光、そして限りない賛美をお捧げしましょう。霊界の数千億の人類も、この祝福の一日を祝賀するために再臨し、この場を共にする厳粛な瞬間です。


11 神様が、万宇宙を創造されたあと、この上なく待ち焦がれ、願ってこられた日が、正にこの日です。御自身の子女として創造したアダムとエバが、天の血統を汚し、暗闇の中に隠れてしまったその日以降、神様は、言い表すことのできない苦痛と悲哀の中で数千、数万年を耐え、待ち続けてこられました。御自身が万王の王として登極(即位)し、失ってしまった子女たちと万物を再び抱き、千年、万年、太平聖代の平和王国を享受して暮らすことのできるその日を、首を長くして待ちわびてこられたのです。


12 皆様、神様は、創造摂理以前から万王の王であられました。しかし、被造万物の創造以降は、実体をまとわれ、愛の対象圏であるこの現象世界を治める実体万王の王として顕現されなければならない天道が残されていたのです。それで、神様は真の愛を中心として、御自身の代身者であり相続者である地上実体世界の真の父母を求めてこられました。


 今日、私たち夫婦が、おそれ多くも天から印を受け、神様の実体として立ち、「万王の王戴冠式と金婚式」を執り行うこととなり、誠に喜ばしく思いながらも、天の前には申し訳ない心を禁じ得ません。いまだに六十五億の人類を完全に天の前に復帰してお捧げできないまま、私の年が既に九十歳に至りました。



13 真の愛の革命
 天を真に愛する天一国市民の皆様! 
時が切迫しています。天はもうこれ以上、私たちをお待ちになりません。御自身の実体として役事する地上の真の父母を通して新しい天法を立て、万王の王の権限をもって、この地球星を復帰する真の愛の革命を促進化するでしょう。したがって、人類と万物万象を探し立てて治める新しい天法の概要を、きょうこの厳粛な場を通して満天上天下に宣布する次第です。


14 第一に、三〇〇〇年に向かって歩んでいるこの時代は、後天開闢の時代です。後天開闢の時代とは、神様がこれ以上、蕩減復帰原理に束縛されず、万王の王の職権によって霊界と肉界を治める新しい時代です。環太平洋圏が中心軸となり、この地球星を再び原状に戻す摂理の逃避城時代です。全人類は、これから新しい天道と天法の時代の枠から抜け出すことができなくなるでしょう。したがって、皆様の一挙手一投足は、水晶のように清く澄んだ人生にならなければなりません。


15 第二に、神様を縦的な絶対軸として、絶対「性」の価値を全人類に天の憲法として教育する教育革命を完遂しなければなりません。この道だけが人類に善の真の血統を伝授してあげることができ、神様の真の家庭理想完成を成す道だからです。純潔、純血、純愛が今後真なる人類の教育理念となることでしょう。


16 第三に、地球星を幾重にも取り巻いているあらゆるサタンの垣根や城壁の囲いをきれいに焼き払い、政党、宗教、人種、文化、そして国家間の和合と平和を探し立てるに当たっては、新しい分捧王たちと平和大使と父母UNを先頭に立てるのです。カイン格のUNの位置にある既存のUNとアベルUNが一つになり、新しい次元の真の父母UN、すなわち真の平和世界UNを中心として、戦争、疾病、飢餓など、サタン側の世界のすべての悪なる問題を解決していくのです。
天の神様が共にあり、真の父母が共にあるので、人類は選択の余地なく必ずこの道に進むようになります。個人の利己主義はもちろん、集団の利己主義までもきれいに洗い清め、これ以上サタン的選挙が必要のない、良心と道理に従う世界を創建していくのです。


17 第四に、堕落人間の血統を清めてあげ、真の家庭を立て、平和王国を実現する最高最善の方法は、交叉・交体祝福結婚しかありません。和解と平和も、気づいてみれば、血筋を通して訪れるのです。黒人と白人、東洋と西洋、仏教とキリスト教、ユダヤ教とイスラーム(イスラム教)が、お互いに交叉し、交体しながら、真の父母様が立てた祝福結婚の伝統を受け継いでいけば、この世界は自動的に神様の祖国と本郷を探し立てる一つの家族圏になるのです。〝One Family under God〟の理想天国が実現されるのです。銃と大砲を溶かして鋤を作り、鍬を作る新しい平和の世の中が開かれるのです。


18 第五に、神様は、人間を御自身の愛の対象として創造されました。同様に、御自身の子女である人間のためには、その対象格として自然環境を準備してくださいました。山川草木が欠如した空虚な砂漠に、御自身の子女たちを捨てておく神様ではないのです。したがって、人類は、神様のように自然を保護し、愛してあげるべき義務があります。一輪の野生の花に出会っても、深い心情の対話を交わし、共鳴圏を形成する本然の人性を開発して暮らしなさいというのです。この道が人間回復の近道になります。



19 天に選ばれた貴賓の皆様!


 きょう、皆様は、誠に貴い天福を受けられました。万王の王が経綸する摂理的歴史の出征式に参加していらっしゃいます。歴史的な大転換期の渦を直接目撃していらっしゃいます。縦的万王の王であられる神様の実体として万有を統治する横的万王の王、真の父母様の戴冠式と金婚式、そして自叙伝祝賀式に招待されました。これ以上に貴く、歴史的な瞬間が、いつまた訪れるでしょうか。天宙に数千億を超える皆様の先祖たちと子孫たちも、この時間、喜びと歓喜に満ちあふれ、地軸が揺さぶられるほど歓呼の声を上げ、踊りを踊って暮らしていらっしゃることでしょう。


20 どうか心の目を開け、この奇跡のような歴史的な瞬間を皆様の霊魂に刻印してください。皆様の生涯にいつまた、きょうのような祝福と栄光の日を見ることができるでしょうか。きょう私がお伝えするこの天のみ言を、今後皆様の生涯の指針としてくださることを願います。


21 天に選ばれた内外貴賓の皆様!


 以上、奉読して捧げたメッセージを通して感じられたことと思いますが、今人類は、新しい天理と新しい天道が直接地上界を治める新しい摂理時代圏に踏み込んでいます。神様の新しい本性的心情基準を相続せずには、誰一人として新しい天国に入ることができない、新しい摂理時代である第四次本然のアダム圏時代なのです。きょうこの新時代の摂理的な真の父母様の戴冠式と金婚式、そして自叙伝出版と協会創立五十五周年記念式の行事を通して、皆様の生活の中でカインとアベルを徹底的に区別して新しいアベル圏に統合し、善を中心に立てて、旧約・新約・成約三時代圏と私たちの家庭の三代圏を復帰する、知恵深い新しい天一国市民の家庭となることをお祈りいたします。新しい真の祖父母、真の父母、真の孫と孫娘が共に手を取り合い、新しい天国に入る、本性の新しい真の家庭を築いて暮らしてほしいという念願を込めたみ言です。これが正に、きょう私たちが共に慶祝する新しい「真の平和世界真の父母UN世界安着大会」の意義であるということを再三肝に銘じてくださるよう願います。


22 万国の万王の王であられる新しい真の神様の大いなる祝福の権限が、皆様の新しい家庭と新しい国、そして新しい全天宙の上に高く高く満ちあふれることを、勝利された真の神様と真の父母様の名によってお祈りしながら宣布いたします。


 万天宙に神様の祝福が満ちあふれんことを願いながら、皆様、ありがとうございました。

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