原理講論 (一)エリヤの再臨を中心とするユダヤ人たちの心的動向
第四章 メシヤの降臨とその再臨の目的
第二節 エリヤの再臨と洗礼ヨハネ
(一)エリヤの再臨を中心とするユダヤ人たちの心的動向
『エリヤは彼の天的な使命を完遂できずに昇天したので(列王下二・11)、メシヤを迎えるためにサタンを分立していく路程で、再びサタンが横行するようになったのである。
ゆえに、イエスの実体神殿理想が成し遂げられるためには、前もって、エリヤが地上で完遂できなかった、サタン分立の使命を継承完遂せしめる摂理がなくてはならない。
このような摂理的な必然性によって、預言者マラキは、エリヤが再臨することを預言したのであった(マラキ四・5)。』